今も人々が暮らす、日本人の心のふるさと
ユネスコの世界遺産に登録されている白川郷の合掌造り集落。冬は茅葺き屋根に雪が降り積もり、幻想的な景色を醸し、新緑と家屋のコントラストが美しい春は、水田に合掌造りが逆さに映り込む粋な演出も楽しめます。まさに日本の原風景といえる集落が、岐阜の山間にあります。
白川郷の合掌造りは「切妻合掌造り」といわれ、雪下ろしがしやすいように、屋根の両端が本を開いて立てたように三角形になっているのが特徴です。雪で4カ月は閉ざされてしまう豪雪地帯で昔から隣人同士助け合って暮らす「結(ゆい)の心」が育まれてきた白川郷。訪れると、人との絆の大切さを思い出させてくれます。